11/15 warmerwarmer×ISETAN 在来野菜を、知ろう、学ぼう、食べよう。ご来場ありがとうございました。
先日開催いたしました、11/15 warmerwarmer×ISETAN 在来野菜を、知ろう、学ぼう、食べよう。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。この企画に関わってくださったゲストの皆様、ISETANの関係者の皆様、それから、会場をお手伝いして下さった皆様、ほんとうにありがとうございました。当日だけでなく、事前準備段階でも、多くの方の時間をいただきました。すべて、折り重なり、当日の密度の濃い、時間をつくることができました。感謝をしつくせない想いでいっぱいです。マーケットでは、岩崎さんのお野菜の他に、光郷城 畑懐 (こうごうせい はふう-)の中村さんをゲストにおむかえして、種や土の販売会も行われました。また、中村さんのお話もすごく内容が濃く、それ以上にお話そのものが上手で、会場のお客様もスタッフも聞き入ってしまいました。次回、zineでインタビューをしたい方のおひとりです。また、伊勢丹7Fの「チャヤマクロビ新宿店」さんの古来種スープをふるまいました。奥津典子さんのレシピです。とても美味しかった!帰り際、みなさんがチャヤさんへ立ち寄られているのをみて、とても嬉しく感じました。岩崎さんのお話、今回も素敵でした。毎回、聞いていて感じるのは、岩崎さんの声のリズム、長崎の言葉というのもあるのでしょうか、感情豊かな表現とあわさった独特のリズム、なんだか、畑で野菜たちと向き合ってる時の息づかいに聞こえてきました。印象的だった、内容をご紹介します。-------------------私の家には門外不出とまではいかないが父の代から守ってる野菜がいくつかある。自家用に作っていたつくね芋もその1つだった。山芋の粘りがあるつくね芋。いろんな種やさんからつくね芋をいただくが、父たちが作っているのが美味しいと感じて。伝統野菜のおいしさをつくね芋から知った。残念ながら3年くらい前から夏の豪雨で、私の農園から全部消えてしまった。種くらいしか取れない年があった。それで次の年もやるが、また豪雨。最後は残ったたねでまた作るが全部全滅。種さえも消えてしまった。地域の直売所をまわり、どこか、同じつくね芋を作っていないかどうか、探したのですが、その年はどこの農家さんも、つくね芋を生産できなかった。地域の中でつくね芋が消えてしまった。私が何気なく作っていた野菜。最後は生産できなくなった。そのことをつくづく今の気候の変化では栽培が難しくなってきたんだなと思います。--------------------------------------紅芯大根。最初は割れたり色がでなくて悩んだ時期があった。ずっと悩みながら10年くらい種を採り続けたがそれでもよくならずに13年目くらい、今年を最後にしようと思っていた。本当にやめようとした瞬間にとっても赤くて紅芯になってあー守ってきてよかったなって。1つの紅芯になるには15年もかかってきたけど、やめなくてよかったなって。なぜたねを守り続けるのか、こういう野菜を守ることによって教えてもらったような気がした。-------------------声を直接聞くことで、胸に届きます。作っている方の想いが。こういう時間は沢山、つくっていきたいと思っています。
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