岩崎さんからの手紙 6月22日梅雨のなかで

岩崎さんからお野菜がどかん、と届いたら、私達はそれをせっせと振り分けて、配達へでかけます。その、お野菜と一緒に、岩崎さんはいつもお手紙をいれてくれています。それは、お野菜の説明であったり、その時の百姓としての苦悩だったり、それから、これまでのことだったり、これからのことだったり。その手紙は私達にとって、本当に宝物で大切に大切にしまってあるのです。今回は、6月22日のお手紙を紹介したいと思います。-----------------------------------------------------梅雨のなかで今年の梅雨は、いつもどおりの入りで、これまでは安定的な雨でありましたので良かったと思っていたら、なんと台風がこんなに早くつゆの中にやってきました。とくに5月に雨が少なかった分に、この梅雨に集まってくるのではと心配していたなかに、台風になってしまいました。その心配していた台風も、そんなに被害がなく通り過ぎていきましたが、また次の台風がやってきています。梅雨の時期の野菜たちとは、まさに無防備に近い状態です。この夏とは、台風に痛めつけられるのでしょうか。百姓仕事とは、梅雨の中も仕事はいっぱいです。長靴でカッパを着ての仕事とは、仕事を始めるまではイヤなんですが、仕事をしてしまえば、そんなに苦にはなりません。支柱をしていない青ナスの支柱たて、その中に生えている雑草の除草そして誘引作業と、これで収穫を迎えていくだけです。誘引が遅れていた、伏見甘長ししとう、ピーマンも、もうすこしで収穫が始まろうとしています。そんな矢先の台風とは、思い通りにはいかないものですね。収穫中の南瓜とは、普通な出来です。梅雨入りが平均的であったので、在来種とくに福島のミニ南瓜の収穫も少ししました。まさに今年収穫がなければ消えていく種でありました。オカノリ今頃の青菜の葉境時期に青菜として収穫できる野菜にこのオカノリがあります。家庭菜園用の野菜として、このごろ注目が浴びたらと思ったら、種が売り切れてしまい、ここ2年ほどは種の販売は止まっていました。とても作りやすい野菜ですが、以外に日持ちがしないことが問題です。おひたしや油いためにと、すこしぬめりのある野菜ですが、夏野菜特有の泥くささは少ない野菜です。この野菜につく虫とは、一般の野菜とはまったく違う虫が食害します。どちらかといえばモロヘイヤを食害するヒメコガネ等がついてきます。-----------------------------------------------------

warmerwarmer

古来種野菜とは?「伝統野菜」とか「在来種」「固定種」と言われる野菜の総称。種が代々受け継がれてきた野菜や、種から育ってきた野菜たちのこと。私たちが願いを込めて、古来種野菜と呼びはじめました。 僕たちは、古来種野菜を食べてもらいたいと思っている八百屋です。

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