6月14日 ○SHISEIDO THE TABLES 五季膳の会 〜花ひらく季節〜★種、根、葉、花、実。「野菜の一生」を、作り手の物語とともに味わう夜

昨年の秋頃より少しずつ、少しずつ、いろんな打ち合わせや会や試作や、いろんなことを、重ねながら資生堂さんとのプロジェクトが進んできました。現在、資生堂さんのSHISEIDO THE STOREでは古来種野菜をメインにした「古来種野菜のお弁当」と「古来種野菜のパンプレート」の2種を出していただいております。この野菜たちが東京のど真ん中の、資生堂さんという大きな会社組織の中でどう取り込んでいくのかということを関係各所の皆さんと、とにかく話をしながら進めていきました。私たちにとって「どんなレストランでも古来種野菜は調理できるんだよ」という信頼性を高めるチャンスでもあるからです。失敗したら、この野菜たちはやっぱり流通には向かないとされます。食や野菜に関する法的なことが世間で発信され、個々の意識や意見を見出している中、もちろん、私たちにその意見する責任はありましたが、あえて、そこは横におき、野菜がとにかく流通することに専念していました。いろんな人に、そのことについて質問されることも多々、ありましたが、私たちの今の仕事はここであり、この仕事がぐるっと回った時に、きっと、その、種を巡るいろんな見解が、実感としてお伝えできるのでは、とも考えていました。また、その話は別の機会にきちんと、と思いますが、それくらい、揺れ動いている時間の中でこのプロジェクトを進めることはいろんな深い意味を持ちました。もしも、やっぱり流通には向かない、と、全面的にそう思われるとしたら、美味しさや、楽しさや、その重要性を伝えられなかった私たちに責任があります。が、しかし、それは、私たちだけの問題ではなく、関わってくださった農家さんや同業者への評価ということへもつながります。ですから、かなり慎重に進めなければいけないと思っていました。もちろん、独特な野菜ですから多くの人に楽しんでいただく飲食店では、むき、不向き、があります。ですが、その不向きは別の美味しさになる可能性もあるというところを、一緒に試行錯誤できること、そして、大々的に「古来種野菜をメインにした飲食店がオープンします!」ということをうたっていかないこと、というのは前提で進んでいきました。ここは心底、感謝すべきところだなと思います。ずっと、続けたいことのひとつとしたい、という資生堂さんの想いもありできる限り、地に足をつけて、進めていきましょう。近くの人から少しずつ少しずつ。と、同じ感覚の中で、現在もなおすすめているところです。面白いなと感じることは、うまくいかなかったことがあったとしても、失敗した、という感覚にならないところ。まだ奥深いところにおいしさがあるかもしれない、来年はこう調理すればきっと、など、希望があり、探求できる、というのは来年もまた同じ野菜に出会えることに想いを馳せられること、です。この古来種野菜、というのはみなさんがご存知のとおり、収量も少なく、たくさん流通させたいからといってたくさん栽培できるものではありません。ですからなかなか告知や宣伝というのも難しかったのですが今回から少しずつ公開していきます。早速ですが、トークショーとあわせて古来種野菜をいただくことができるイベントが開催されます。20名さま限定ですが、興味のあります方ぜひご参加ください。○SHISEIDO THE TABLES五季膳の会 〜花ひらく季節〜★種、根、葉、花、実。「野菜の一生」を、作り手の物語とともに味わう夜-------------ゲスト:小桧山聡子(山フーズ)× 小沢朋子(モコメシ)・高橋一也(warmerwarmer)-------------開催日時:6月14日(木) 18:45 open /19:00 start 21:00 close開催場所:SHISEIDO THE STORE 4F SHISEIDO THE TABLES     〒104-0061 東京都中央区銀座7-8-10 4F参加費:5,000円(税抜)お食事代(五季膳)込。     ※イベントの代金は、SHISEIDO THE STOREメンバープログラムの      カフェメニュー10%OFF優待の対象外です。※ 参加費は当日受付にてお支払いください。-------------ゲスト■語り手モコメシ:小沢朋子(フードデザイナー)warmerwarmer:高橋一也(伝統野菜の八百屋)■スペシャルゲスト山フーズ:小桧山聡子(フードクリエイター)詳細、お申込みはこちら⇨http://thestore.shiseido.co.jp/thetables/1086/

warmerwarmer

古来種野菜とは?「伝統野菜」とか「在来種」「固定種」と言われる野菜の総称。種が代々受け継がれてきた野菜や、種から育ってきた野菜たちのこと。私たちが願いを込めて、古来種野菜と呼びはじめました。 僕たちは、古来種野菜を食べてもらいたいと思っている八百屋です。

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