最近のこと。
消費税があがって1ヶ月がたとうとしています。だんだんと慣れてきたように思いますし、ただ、お財布の中に小銭がチャリチャリしています。ただ、農家さんたちはちょっと状況が違うようです。この増税を機会に運送会社から、配送代金を急にあげてこられた、もしくは、多くを発送することを理由にした割引などの制度が廃止になったり、保留になったり、、、そういったケースがとても多く見受けられます。農家さんたちはびっくりを通り越し、頭をかかえていらっしゃいます。もちろん、配送料金をあげなくてはいけない背景というのも重々にわかります。ただ、農家さんたち曰く、事前に伝達がなかった、とのことで。難しい問題ですよね。そもそも、有機野菜が高い理由というのは、配送代も大きく、いやかなり影響しています。流通に強い企業の中で販売される場合は、その分、値段は落ちてきます。ですが、こだわって作った我が子のような野菜は、きちんと信頼できるお客様へお届けしたい、そう思うと、信頼できる販売店や直接お客様へ販売したい。そう思うのは、当たり前のことですよね。大切な子どもみたいなお野菜たちですから。そうすると、どうしても配送代金というのは、上乗せしなければいけません。もちろん、八百屋である私たちもそうなのです。だから、どんな野菜も「地産地消」が一番、いいですね。本当に、それが一番いい。でも、東京の場合、自給率1%未満。そこのあなたも、かくゆう私たちもだれもが「自給できていない状況」の中、近隣の生産者や、有機生産者に、頼るしかない、そう思うと、配送料金が高くなったことを、やっぱり、知ってほしいなと思ったわけです。農家さんたちは、口を揃えておっしゃいます。いろいろと手だてを考えて、調べたり、考えたり、お願いしたり、しているのだけど、状況が変わらなかったと。ですから、私たちは、もう、大丈夫です、これでいきましょう。と、言うしかないですし、そんなに申し訳なさそうにしないでほしいと、心から思います。農家さんが悪いわけでは全くないので。誰が悪いわけでもなく、ときおり、貨幣の価値が変わってしまう瞬間があって、ちょうどその時なんだと、認識すればいいだけのことですから。私たちはこのことについて、4月当初から、伝えなければいけないなと、思っていましたが、どう伝えてよいのか、わからないままでいました。でも、正直に、言うと、よい、わるい、はどっちでもよくて、ただ、現状はこうなんだよ、って、知っていてほしい、そう思ったのです。
0コメント