Alice Waters『THE ART OF SIMPLE FOOD』 日本語版~出版を祝う会~
9月19日 Alice Waters『THE ART OF SIMPLE FOOD』 日本語版~出版を祝う会~渋谷のdaylightkitchenにて開催本当に素敵な会でした。あまりきちんと写真に残せずとても残念でした。プログラムが2つに別れており、第一部はクッキングデモンストレーション&トークゲストは野村友里さんと、シェ・パニースのペイストリー・シェフ、スーチンさんもパイづくりに参加してくださいました。おふたりのトークも絶妙!楽しそうに進んでいく時間をみる間に、パイもサラダも美味しそうにできあがっていきました。こんなに大きな講堂で。何か、渦、のようなことがはじまる少し前の時間。高橋はこのプログラム1の司会!を努めました。(たくさん、かんでいましたが)スーチンさんのパイ!日本のいちじくは、そのまま果実として食べるのがとても美味しい!だから、パイにするときには、生地の柔らかさやお砂糖の加減、それから一緒にあわせる果実などにも、気をつかって。そして、澤登さんの葡萄をあわせて。このいちじくの、つんつんとしたところが、いやみなく少しだけ焦げているところが素敵です。質問の時間がたっぷりあったので、クッキングの最中にわからなかったことや、こういった時はどうするの?なんて質問、それから、シェパニーズのシェフのお話やもちろん、アリスさんのことまで。今のシェパニーズについて、野村さんとスーチンさんからかいま見る事ができました。第二部はフィルム&トークゲストは「アート・オブ・シンプルフード」の訳者であるお二人堀口博子さん、萩原治子さんのお二人です。(この時間、ばたばたとしており写真が1枚もなく、、記録係の失態ですー)萩原治子さんは今回NYから駆けつけてくださいました!プログラムでは、お二人の熱意!で実現したアメリカン・マスターズの『アリス・ウォータースとデリシャス・レボリューション』の日本語版が初めて公開されました。(これまでの小さな学ぶ会で後ろで流していたとても奇麗で皆さんがくぎづけ!になっていた映像です)アリスについて沢山の著名な方々が語られている映像は、とても強い信念を持ちゆるがない愛で、この40年間、食を通してデリシャスレボリューションをおこしたのか、特別なことではなくて、とにかく行動することに意味がある、そいういうことを、ひしひしと伝えてくれる映像でした。その後はフリースピーチ!その間、お食事をいただくのですが、今回、アート・オブ・シンプルフードのレシピからデイライトキッチンのスタッフが、ビュッフェスタイルのお食事を用意してくださいました。この食材がとにかくすごいのです。八百屋の私たちからみても、本当に一流!というか、言葉では言い表せないほどの、ストーリーや背景のある生産者さんたちがつくる、季節の野菜があつめられました。その、お一人ずつの方のお話を聞きながら、お食事をするのですが、その思い入れ、その野菜たちの大変さ、そしてそのお野菜や果実たちがどれほど美味しいのか!皆さんにわかってもらいたい!そんな気持ちを沢山聞けました。アリスを介することで、こんな時間が過ごせる。ただ単純に私達が生産者に集まってもらっても、私たちの言葉や行動では、役不足であって全てを伝えきれないそんなもどかしさ、というのはありました。こんなカタチで理解していただくことって、すごく難しい。でも、アリスを知りたい!という気持ちと、そこからの食べ物への興味、それから生産者への感謝や興味へつながっていく。こういった、つながり方もおおいにあるな、と思った1日です。当たり前のことなんですが、身近に感じることができないでいることも、身近に感じているけれど、より深く知ることも、そのどちらも、いろんな角度から交差して知ることができるんだ、そういうことが、研究員としてはとても勉強になりました。daylightkitchenのサイコさん、そしてスタッフの皆様、本当にご苦労さまでした!
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